子どもが部活を辞めようかと悩んでいる。
そういうときって親も悩み、苦しいですよね。
実は、私たち親が苦しいときって、自分の気持ちを整理し、間違った思い込みを外して いくことで、すっきりと解決します。
子どもの部活の今昔
子どもが部活を辞めようかどうかと悩むのは、子どもの問題です。親が話を聞くのは大 切ですが、それ以上のことは親にはできません。
私が中学生だったときは、部活動は全員参加で、強制参加でした。また、教師として教 壇にたってからも、その傾向は続いていました。
しかし、今は、部活動に入らなくてよい 。という学校もあります。そして部活動に入らず、サッカーチームでプレイしたり、バレ エを楽しんだりという生徒も増えています。
私の子どもも部活を辞めました
実を言いますと、私の子どもも中学校1年生のとき部活動を辞めました。私の場合は、 娘が部活動を辞めた後に、かなり悩みました。そのことについて一人で悩み、涙が止まり ませんでした。「部活動をしなかったら、内申点が下がり、高校にいけないかもしれない 。なんでこんなところで自分の子がつまづいたのだろう。こんなはずではなかった。」と 思っていました。
子どもが部活を辞めるといったとき、私がとった唯一の行動
私は、知り合いに話しながら、自分の気持ちを整理をしていきました。そして一番大 切なことに気づきました。「部活動をしない子どもは駄目な子。悪い子。」というレッテ ルが私の中に大きくあったのです。その思い込みを外すことが苦しかったのです。
このような間違ったレッテルは、私の中学校時代の部活動全員参加があたりまえの常識 。それが成人になり教壇に立っていたときも部活動全員参加があたりまえの常識があり、 何十年にも渡り、私を支配していました。 私は自分の気持ちを整理し、間違ったレッテルが外れたとき、本当に幸せでした。そし て、なんて小さなことで悩んでいたのだろうとまで思いました。
部活動を辞めた子どものその後
そして、今子どもは、中学校を卒業しました。そして、「部活動を辞めて本当に良かっ た」と言っています。部活動を辞めた後、勉強を頑張り、3年生の1学期には、全教科オー ル5をとってきました。高校も推薦入学が決まり、入試の点数が良かったので、奨学生 (=特待生)となり、入学金免除、毎月の授業料も7千円弱の免除を3年間に渡り、受ける ことになりました。
まとめ 親が唯一できること
今、子どもの部活動のことで悩んでいるお父様、お母様。もしかしたら、それは、子ど もの問題ではなく、私たち大人の間違った認識のせいかもしれません。子どもの話を良く 聞き、子どもに選択を任せましょう。 子どもはいろんな可能性をもっています。
もしも、私があのとき、子どもが部活動を辞 めるのを反対していたら、全教科オール5、高校の奨学生(=特待生)なるという快挙もなかったかもしれ ません。 私たち大人が自分の間違った思い込みに気づき、毎日を過ごすことで、いろいろなこと が良い方向に動き出すかもしれませんね。